【震災復興×YouTube事務所】長期的に継続的な支援が復興の力に
当社は、今夏に協定を結んだ石川県羽咋市と共同で「能登震災復興支援便」を開始いたしました。
「能登震災復興支援便」とは、能登半島をはじめとした地元企業とタッグを組み、復興の輪を拡げること、
地震により断絶された能登の商流の再興を促すことを目的にし、能登半島の復興を目指しています。
能登震災復興支援便とは
能登半島の名産品や特産品をサブスクリプション形式で、毎月異なる商品をお届けいたします。
サブスクリプション形式だけでなく、単品商品も販売しているので、生産者や加工会社の商品を1品からご購入いただけます。
お気に入りの商品を見つけて、地域へ直接支援をしていただくことも可能です。
また、売上の一部は、能登の市町村へ寄付されます。生産者の声や、支援の使われ先なども、当社の公式サイトやXを通して発信予定です。
能登震災復興支援便のポイント
①長期的な支援
一般的な支援は、一度の支援のみになりがちです。
そのため、短期的な支援では一時的な支援に止まってしまい、雇用継続も困難となりますが、
復興支援便は定期購入となるため、長期的に毎月支援を行うことが可能になります。
定期購入と単品商品での販売により、安定的に製造者や生産者との販路を確立することが可能になります。
能登半島の雇用を守り、地域の方の生活へ貢献することができます。
②クリエイターが支援便を販売
「能登震災復興支援便」の取り組みに賛同してくれるクリエイターのECショップでも、能登の商品の販売を行います。
それによりクリエイターのファンにも支援便の情報が届くことにより、さらに認知度の拡大、支援の増加を促進することが可能になります。
③YouTuberの発信
YouTuberが実際に能登半島に行き、撮影を行います。
SNSで発信することによって、ネガティブな面だけではなく、ポジティブな様子を含めてリアルな状況を届けることができるので能登半島への旅行客を増加させることにも繋がります。
いま、伝えたい想い
<大脇昆布 様>
弊社は、奥能登の漁師町、能登町宇出津(うしつ)で30年以上、昆布の加工販売を営んでいます。
今では希少な「おぼろ昆布削りの職人」である社長が日々手削りをしており、伝統の技を守りながら、
もっと「削りたて昆布」を食べてもらいたい、という想いで、生活に取り入れやすく親しみやすい商品開発に取り組んでおります。
皆様の健康と暮らしに寄り添う、”からだ・くらし・よろこぶ” ことがモットーな大脇昆布です。
震災・大雨による被害
震災後は4月末まで断水になり、自宅にも住めなくなったので7月まで工場で避難生活を送っておりました。
地震で工場の屋根瓦が一部崩落したり壁面に亀裂が入るなどの被害が出ております。
屋根の修理も間に合っておらず、そのため前回の豪雨の時は工場で雨漏りもしました。幸い浸水等の被害は出ておりません。
能登町宇出津地域の現状
震災後の人口の減少に歯止めがきかない状態です。
どこの企業も人出不足で未だにコンビニエンスストアは24時間営業ではなく時短営業の店舗も多いです。
隆起したマンホールや陥没した道路の仮修繕はしてくれてますが、舗装し直しても数日たつとまた道路が陥没するので夜間の車での走行は危険です。
未だに土砂崩れで通行止めのトンネルもあります。
いま、伝えたい想い
企業としては、細く長いご支援をお願いしたいです。
震災後半年くらいは応援購入のご支援を多く頂きました。
そのご支援も1度限りなので細くても長く応援してくださる方とお取引できることを必要としております。
また人材不足に悩む中で、副業人材の活用などで自社の営業活動の支援や、業務の効率化を共に検討してくださる方がいると助かります。
東日本大震災の時に被災された方が話していた「忘れないでほしい」。今はその言葉の意味がよくわかります。
皆さまの記憶から能登半島地震が消えてしまうとそこで復興は止まります。
震災後多くの方が能登に沢山のご支援をくださいました、その想いには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ですが完全な復興は本当に何年かかるか全く見当もつかない状態で、能登の人間は不安な思いのなか、今目の前の事をこなすことに一生懸命です。
応援の声が頑張る力になります、日々の生活の中で一瞬でもいいので”能登に想いを馳せる時間”を作ってくださると心の支えになります。
大脇昆布様の商品です。定期便でも単品商品でもご購入可能です。
<メヘヘ農園 様>
わたしたちは、自然栽培を行いたくて羽咋市に移住し、
地域おこし協力隊で田んぼや畑を三年間学びながら準備を整え、2022年に夫婦で新規就農をいたしました。
ヤギを飼っているため、将来的に動物が身近にいる畑を作りたいとの思いもあり、屋号をメヘヘ農園といたしました。
当初から自然栽培米とマコモダケと少量多品目野菜を作っており、規模を少しずつ拡大して今のメヘへ農園があります。
震災・大雨による被害
能登大震災では私自身の家屋はひびが入る程度の一部損壊で済みました。
しかし、集落の被害は大きく、マンホールが飛び出したり、全壊や半壊判定の家が何件もありました。
田んぼのパイプラインも40か所以上破損し、私の耕作する田んぼの一部では完全に水の供給を断念して、
自力のポンプアップによる水管理を余儀なくされました。
今求められていること
全壊判定などにより集落から人が減ってしまい、人手不足が深刻です。
野菜を通して優しさを届けたい
何年もかけて厳選してきた固定種在来種をメインに野菜セットを販売しています。
山の湧き水で育てた自然栽培米も販売しています。
優しい味の野菜を作りたい。自然栽培農家を志したとき、とある農家さんの野菜を食べて優しい味がすると思いました。
これは私の勝手な思いかもしれませんが、⼟の中の微⽣物と植物は共⽣していて互いに⾜りないものを補いあって⽣きていて、それは恐らくお互いに「ありがとう」と想っているのではないかと思うのです。
その感じは野菜にもしみ込んでいて、「優しいの素」みたいなものにもなりえるのではと思います。
それは豊かな⼟であればあるほど顕著に表れると思うので、より良い「健康の素」「優しいの素」が育つ⼟を目指しています。
支援便を通して得るかけがえのない輪
能登の震災から半年以上が経過した現在でも、震災の影響が残っている地域が多くあります。
短期的となりがちな支援も、支援便という形で毎月購入していただくことにより、長期的に、継続的な支援を行うことが可能になります。
長期的な支援をすることにより、震災の影響がまだ残っている地域の復興を早めることに繋げることが可能な点も本支援便ならではの支援方法です。
本支援便は、たくさんの生産者や製造者の方に本支援便を知ってもらい、一緒に能登をはじめとした石川県を盛り上げていきたいと考えています。
また、本取り組みを知り、少しでも多くの方に賛同していただけたらうれしいです。
自分で選択できる世の中だからこそ、その選択が、被災者へ活力を与え、それが復興の力になるような選択もあることを本支援便を通して知っていただけたらうれしいです。