次世代リーダーはスマホから? 日本の未来を変える一歩目は○○だった 変化していくYouTuberという存在へ
時代の流れとともに”YouTuber”という存在が “いちメディア”として
社会問題の解決や、地域の活性化を目指すことを目的に発信する存在に変化しているため、今回はその取り組みの一部についてご紹介いたします。
YouTuberの存在とは?
YouTubeは現代社会において、多くの人々の生活の一部となっています。動画配信、エンターテインメント、情報収集など、
様々な形で利用されており、これらを提供するYouTuberの仕事もその一部です。
YouTuberは「娯楽コンテンツの発信者」というイメージが根強いですが、そのイメージも時代の流れとともに変化しています。
現在では「個人メディア」として、YouTuber自身の持つ影響力や発信力を活かして、社会問題の解決や、地域活性化を目的とした存在へと変化しています。
今回は、当社所属YouTuberの取り組みの一部を紹介いたします。
食品ロスの防止へ
「へんな魚おじさん」の公式オンラインストア「へんおじの魚物産展」にて「めぼう」と「未利用魚」の販売を開始いたしました。
「めぼう」はイカの口の部分を指す食材で、イカ1杯から採れる「めぼう」は1個しか取れないため、非常に希少な部位です。
「めぼう」は静岡県伊東市などでは名産として、親しまれている部位ですが、食べる習慣のない地域では、この部位は破棄されてしまいます。
また、「めぼう」は、中に黒色の硬い骨のような物があり、ひとつずつ取り除く必要があり、処理する工程も手間がかかり、破棄されやすくなります。
イカの漁獲量は減少傾向にあります。
イカ1杯につき1個しか取れない希少な「めぼう」だからこそ、
「へんおじの物産展」では、「めぼう」を廃棄されている地域から取り寄せて販売を行い、食品ロスの防止へと繋げています。
そして、「未利用魚」の販売も行っています。
「未利用魚」とは、利用価値がないと判断されてしまう魚のことです。
例えば、エイヒレやフカヒレを作る業者がいない地域で獲れた場合、加工業者へ送る費用を考えると値が付かないため、「未利用魚」となってしまいます。
また、鮮度が落ちやすく臭みが出る魚も「未利用魚」になってしまいます。
サイズが規格外、漁獲量が少ない、見た目が悪い、など地域を変えれば食べられている魚たちなのに、
市場に出回ることができずに廃棄される「未利用魚」も「へんおじの物産展」にて販売を行い、食品ロスの防止へと繋げています。
漁獲量が減少している日本において、貴重な水産資源が廃棄されてしまっている現実と私たち一人一人が向き合うために、
「へんな魚おじさん」は自身の発信力を活かしてサステナブルな社会を目指した取り組みを積極的に行っています。
環境破壊する生物の救出
「きまぐれクック」の公式オンラインストア「かねこ道具店」にて環境破壊をする原因となる「ガンガゼウニ」の販売を開始し、
わずか5分で即完売となった人気商品です。
「ガンガゼウニ」とは?
長崎県五島列島の海では「ガンガゼウニ」が大量に発生しています。
「ガンガゼウニ」は海藻を食べる生物のため、「ガンガゼウニ」が大量に発生していると藻場が減少します。
その結果、海藻類が消失し、海の生態系が荒廃する現象を「磯焼け」と呼びます。
磯焼けが進行することにより、鮑やサザエの漁獲高は減少し、小魚の隠れ家などもなくなるため、食物連鎖が崩壊しつつあります。
そのため、漁業環境の悪化や海洋生物の減少を引き起こし、地域の漁業に深刻な影響を与えていることで大きな問題となっています。
環境保全の貢献へ
そこで、「きまぐれクック」は磯焼けの原因となるガンガゼウニを食材として有効活用することによって、
藻場の消失を防ぎ、海中の環境保全、漁獲量の改善や一次産業の活性化への貢献を目的とし、販売しています。
本商品を購入することにより、生態系の回復、地球温暖化の改善等と環境にやさしい取り組み、そして漁獲量の向上や雇用数の増加を含む一次産業の活性化へ貢献することが可能です。
自分で購入するものを選べる時代だからこそ、私たちが暮らす社会や産業に少しでも貢献し、持続可能な未来を皆で築いていくために今後も更なる取り組みを行ってまいります。
影響力を有効活用した取り組みへ
YouTuberの持っている発信力や影響力には絶大な力があります。
日本の未来を創る若者と、それを支える大人たちの生活には、YouTubeのある生活は当たり前になってきています。
視聴者との双方向でコミュニケーションを持ちながら、日本のリアルな課題に対して柔軟に動ける存在であるYouTuber。
彼らの発信力や影響力を活かし、”いちメディア”として今、YouTuberは「日本の未来を変える一歩目」として、最も身近な社会変革者の一人なのかもしれません。
そして、これまでのYouTuberとしての在り方だけでなく、時代の流れとともに社会問題を解決することや、
地域の活性化を目指すことを目的に発信する存在に変化することで、YouTuberという存在に、更なる価値が生まれます。
今後も時代の変化とともに変わっていくYouTubeというコンテンツの使い方、そしてそのコンテンツ内容を生み出すYouTuberから目が離せません。
当社は今後もYouTuberを起用して日本の課題解決に向けて取り組んでまいります。