「飾らない」の魅力。“映え疲れ”の現在、中3YouTuber「ミーミちゃんねる」に共感と“価値”が集まる理由
当社には、中学生YouTuberの「ミーミちゃんねる」が所属しています。
ありのままの姿をYouTubeで発信している「ミーミちゃんねる」について今回は深堀していきます。
「ミーミちゃんねる」とは?
「ミーミちゃんねる」に登場している「ミーミ」は、ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ中学3年生です。
2017年からYouTubeでの活動をスタートし、今年で8年目を迎えました。
明るく元気な彼女とお母さんとの軽快なやり取りは当初から変わらず、視聴者の心を明るくしてくれる魅力のひとつです。
現在は思春期真っ只中の“ありのまま”の日常を切り取った動画が人気を集めています。
彼女の魅力は、飾らない自然体な姿にあります。構成や演出を過剰に盛り込まず、あくまで生活感あふれる日常がベースの動画です。
視聴者からのコメントにも丁寧に返信するなど、ファンとの距離が近いのも人気を得ている理由です。
一度動画を見れば、彼女の明るさと親しみやすさに元気をもらえること間違いありません。
なぜ“飾らない”発信に心が惹かれるのか?
現代においてSNSは日常生活になくてはならないサービスではあるものの、
7割超がSNSでの「映え」や「盛り」に疲れや飽きを感じているという結果があります。
ある調査*によれば、「SNS映え」「盛る」ことに対してコロナ禍前後で飽きや疲れを感じている人は56.3%。
さらに、「コロナ禍を経て以前より疲れを感じる」と回答した人を加えると、その割合は実に73%にものぼります。
現実からかけ離れた“映え”よりも、素のままの姿やリアルな姿に価値を見出す人が増えているのではないでしょうか。
実際、加工をしない写真を共有できるアプリや、“盛らないプリクラ”の流行なども、時代の価値観の変化を象徴しています。
*出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000092524.html
いま求められているのは「等身大のリアル」
そんなSNS疲れが広がる中、「等身大のリアル」に共感が集まるのは自然な流れかもしれません。
中学生でありながら、自分の気持ちを素直に発信し続ける「ミーミ」
その姿に視聴者はなぜ惹かれるのでしょうか。その理由をひも解いていきます。
“ありのまま”が刺さる2つの理由
① 「リアル=信頼」になっている
「ミーミ」は、好きな人ができた話や失恋した出来事など、思春期ならではの心の機微を隠すことなく発信しています。
母親とのケンカや、机に向かって勉強する姿も、編集で飾ることなくそのまま公開しています。
この“嘘のない日常”こそが視聴者との信頼関係を生み、「人としての魅力」や「コンテンツとしての価値」につながっているのです。
② 自分を肯定できる場の提供
明るく元気な印象の「ミーミ」ですが、YouTuberとしての悩みや心に溜め込んでいることを動画で正直に語ります。
たとえば、「ズル休みをした日」「悩んでいること」といったエピソードも包み隠さず発信しています。
それにより、同じような不安を抱える同世代の視聴者が「こんな自分でもいいんだ」と、自分を肯定するきっかけになっています。
さらに印象的なのは、ズル休みに対してお母さんが「心と身体が大事だから今日は休もう」と
優しく寄り添う場面も動画場で見受けられ、そんなやり取りが多くの視聴者の心を救っています。
等身大の“人間性”が価値になる時代へ
SNSが生活の一部になった今、キラキラした世界や演出されている世界観よりも、
素直でリアルな発信こそがより強く心に残る時代へと変化しているのではないでしょうか。
「ミーミちゃんねる」は、まさにその象徴とも言える存在です。
人としての温かみや人間味が画面越しに伝わるからこそ、多くの人が自然と惹かれ、応援したくなるのです。
そして、毎回寄せられるコメントに丁寧に返信している点からも、視聴者との関係性を大切にしている姿勢が伝わってきます。
そうした“飾らない”姿勢そのものが、彼女の最大の魅力なのかもしれません。
「ミーミちゃんねる」は、視聴者にとって自分を肯定できる“居場所”であり、“共感”の源泉です。
今回ご紹介しきれなかった魅力的な動画もたくさんあります。気になった方はぜひ一度、ご覧ください。