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バズる動画の秘訣は○○だった 「えばそんEntertainment」の動画からバズ動画の傾向を紐解く

人気急上昇中、登録者数が右肩上がりの「えばそんEntertainment」の動画から、YouTube Shortsでバズる動画の傾向をご紹介いたします。

再生回数が多い動画ベスト3!

1位 「【大喜利】オリンピックの没競技【えばQ】」
1,500万回の再生数を誇っている「【大喜利】オリンピックの没競技【えばQ】」の動画です。
視聴者から集めた大喜利に沿って作成した動画です。
視聴者に人気の「先読み選手権」などが入っている動画だったこともあり、再生回数が伸びたのではないでしょうか。
クスッと笑えるような競技がたくさん含まれており、自分も参加したくなるかもしれません。

 

2位 「おぉいしゃさんはいませんかー?」
次に視聴回数が多い動画は、再生回数1,160万回再生の「おぉいしゃさんはいませんかー?」という動画です。
この動画も視聴者からのリクエストに応えた動画です。
短尺ながら、ツッコミの速さやキャラクターの豊かな表情が印象的で、テンポの良さが視聴者の心をつかんでいます。

3位 「【コント】裏の裏の裏の裏の裏」
そして3番目に再生回数が多い動画は、再生回数940万回再生の「【コント】裏の裏の裏の裏の裏」という動画です。
「先読み選手権」は視聴者に人気の動画のため、反響が高かった動画になります。
裏を読みすぎてしまったために最後の結末には驚いてしまいますが、短い動画の中で伏線を張っていたり面白さがギュッと詰まった動画です。

 

今回ご紹介した動画は、「えばそんEntertainment」の特に再生回数が多い動画ですが、
これらの動画がなぜ高い再生数を記録したのか、アナリティクスから動画がバズった傾向を紐解いていきます。


YouTube Shortsで高パフォーマンスを実現した動画分析

エンゲージメントを生む「視聴者参加型企画」と構成力
「【大喜利】オリンピックの没競技【えばQ】」の動画は、
高評価49万件・コメント数3,555件、エンゲージメント率32.9%という非常に高い数値を記録しました。
一般的にYouTube Shortsにおいて5〜10%が高水準とされる中で、この数値は視聴者の強い反応を引き出したことを如実に示しています。

この高エンゲージメントを実現できた理由としては、「視聴者参加型の企画」と「人気シリーズ要素の融合」が挙げられます。
ただの“大喜利”ではなく、視聴者がなじみのある企画に企画段階から参加できたことにより、
視聴前から興味・関心を引き、自然とコメント数や高評価などのアクションにつながりました。
このようなエンゲージメントの高さがアルゴリズムにも好影響を与え、再生回数の伸長を後押ししたと考えられます。

「おぉいしゃさんはいませんかー?」動画の中毒性と構成力
本動画は9秒という短尺にも関わらず、平均視聴時間17秒、視聴維持率約71%、エンゲージメント率29.4%と、極めて高い指標を記録しています。
テンポの良い編集とクセになる構成が、“何度も見たくなる”感覚を引き出し、リピート再生を促進し、再生回数を伸ばす大きな要因となりました。

再生回数が向上した要因は、以下の3点が大きく寄与していると考えられます。
① テンポの良さで視聴離脱を防止
動画の展開が早く、視聴者が飽きる前に次のシーンに切り替わることで、最後まで自然と視聴されやすくなっています。
この構成が平均視聴時間と視聴維持率の向上に貢献しました。
② 短尺でも満足感のある情報密度
わずか9秒の中に、テンポの良いツッコミや表情による演出など、「もっと見たい」と感じさせる要素がぎゅっと詰め込まれています。
明確なオチも含まれており、視聴者が思わずコメントしたくなる構成になっています。
③ 「繰り返し見たくなる」設計
動画の終盤には印象的で的確なツッコミが入ったり、細かいところまで意識しているクリエイティブのため、視聴者のリピート再生を誘発しています。
これらが「繰り返し見たくなる動画設計」として成功していることが読み取れます。

「裏の裏の裏の裏の裏」動画がコメント数トップに

「【コント】裏の裏の裏の裏の裏」の動画は、高評価41万件、コメント数6,472件と、多くのエンゲージメントを獲得しました。
今回ご紹介した動画の中で再生回数は3番目ながら、コメント数は最多を記録しています。
その理由としては、情報量が多い動画ではあるものの、視聴者に動画の背景やその先を“想像”させる余白を持たせた点が大きいと考えられます。
視聴者は構成されていない部分を自ら補完し、それがコメントという形でアウトプットされ、高いエンゲージメントに繋がりました。

このように、YouTube Shortsのアルゴリズム特性を理解した動画設計が、視聴時間、視聴維持率、
エンゲージメントのいずれにおいても高パフォーマンスを実現し、再生回数の大幅な増加へとつながったといえます。


バズ動画の秘訣はこの3つ?!
今回ご紹介した「えばそんEntertainment」の人気動画から見えてきた、YouTube Shortsでバズる動画の傾向は以下の3つです。

① リピート再生を誘発する“テンポと中毒性”
動画尺を上回る平均視聴時間を記録していることからもわかる通り、
テンポの良い編集やクセになる構成が、視聴者の“もう一度見たい”という気持ちを強く引き出しています。
こうした設計は、YouTube Shortsのアルゴリズムとも非常に相性が良く、再生数を押し上げる大きな要因となっています。
② 視聴者の”感情”に訴える構成
視聴者の「共感」や「想像」、「驚き」などの感情に触れることで、自然と高評価やコメントといったエンゲージメントにつながります。
エンゲージメント数の増加は、アルゴリズムによる動画の優遇表示に直結するため、動画の拡散力を高めるうえで非常に重要な要素です。
③ 最後まで見たくなるストーリー設計
今回分析した動画はいずれも、視聴維持率60%以上という高水準を記録しています。
その理由は、情報量とテンポのバランスが優れており、視聴者の「続きが気になる」と感じさせるストーリー展開にあります。
違和感のない流れで構成された映像は、視聴者を最後まで自然と引き込み、高い視聴維持率につながります。

これら3つの要素は、それぞれ単体でも効果を発揮しますが、
「テンポの良さ × 視聴者の感情に訴える構成 × 高い視聴維持率」が掛け合わさることで、より強力なバズを生み出す原動力となります。

YouTube Shortsは、通常の長尺動画と比較して再生数が伸びやすい特性を持っており、
YouTuberを起用したマーケティング施策では、認知度拡大を目的としたマーケティング手法との親和性が高い傾向にあります。
今回ご紹介した動画を参考に、目的に合った動画構成でアプローチすれば、より多くの視聴者を引きつける施策へとつながること間違いありません。

YouTube Shortsを活用したマーケティング施策にご興味のある方は、ぜひお気軽に当社までお問合せください。

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