【YouTuber×食品ロスの削減】YouTuberによる販路の創出
当社では、食品ロスを減らすこと、一次産業を盛り上げることを目的とし、当社の水産事業部が行っているうお樹水産にて、
YouTuber「へんな魚おじさん」と一緒に、「へんな魚おじさん」のオンラインストア「へんおじの物産展」にて「めぼう(イカの口)」の販売を行っております。
「めぼう」とは?
静岡県東伊豆の名産品である「めぼう」は、イカの口の部分を指す食材です。
その形状がトンビ(とんび)のくちばしに似ていることから、「いかとんび」と呼ばれることもあります。(本記事では「めぼう」で統一します。)
イカ1杯から採れる「めぼう」はたった1個だけで、非常に希少な部位です。
そのため、貴重な食材としても知られています。
噛めば噛むほど濃厚なイカの旨味が口の中に広がり、クセになる美味しさが特徴です。
「めぼう」は、某テレビ番組でイカ好き芸人によって紹介されたこともあり、その魅力を知る人の間では広く知られる有名な逸品です。
後継者不足問題
現在、イカの漁獲量は年々減少傾向にあり、全国いか加工業協同組合のデータによると、
2000年には約33万トンあったスルメイカの水揚げ量が2018年には約4万7千トンと、約20年で8分の1までに減少しています。*
「めぼう」を取り扱う企業はもともと多くはありません。そのうえ、一次産業全体での若者離れも重なり、「めぼう」の後継者問題は深刻化しています。
当社では、祖父母の代から続いている方と一緒に「めぼう」の食文化を残すために、
影響力のあるYouTuberを起用して更なる販路の創出をし、「めぼう」や一次産業が抱えている問題解決に取り組んでいます。
*出典:https://nohaco.jp/magazine/1412
食品ロスの削減へ
「めぼう」は静岡県伊東市などでは名産として、親しまれている部位ですが、食べる習慣のない地域では、この部位は破棄されてしまいます。
また、「めぼう」は、中に黒色の硬い骨のような物があり、ひとつずつ取り除く必要があり、処理する工程も手間がかかり、破棄されやすくなります。
現在のイカの漁獲量が減少していることや、イカ1杯につき1個しか取れないなどと希少な「めぼう」だからこそ、
当社では、「めぼう」を廃棄されている地域から取り寄せて販売を行い、食品ロスの防止へと繋げています。
YouTuberと一緒に食品ロス防止の拡大へ
「めぼう」は、食べる機会の少ない商品です。
このような食べる機会の少ない商品を、「へんな魚おじさん」の公式オンラインストア「へんおじの物産展」にて販売をしております。
「へんおじの物産展」では、「めぼう」を串状にした状態で販売しております。
「めぼう」は大きいサイズのものもあれば、小さいサイズのものと様々なサイズのものがあり、
「へんおじの物産展」では、いろいろなサイズの「めぼう」を販売しております。
「めぼう」ならではの、弾力や歯ごたえなど、食感をより楽しめます。
おすすめの食べ方
炙る食べ方
オーブンやグリルで軽く炙ると、外は香ばしく、中はジューシーに仕上がります。
味付け方法
マヨネーズと七味、またはシンプルな塩とレモンの味付けは、「めぼう」とマッチします。
またバター醬油でお召し上がりいただくこともおすすめです。
「へんな魚おじさん」の動画にて「めぼう」のおすすめの食べ方も紹介しているので、ぜひご覧ください。
炙った「めぼう」と、おすすめの味付け方法を組み合わせることで、イカの旨味を最大限に引き出すことが可能です。ぜひお試しください。
販路の創出のサポートを
ある地域では食用としない「めぼう」は、廃棄されがちな部位ですが、静岡県伊東市などでは、伝統的な食文化として、昔から親しまれている食べ物です。
食品ロスの削減としても、もちろんのこと、伝統的な食文化を継続していくためにも、当社では発信力のあるYouTuberを起用して販路の創出、拡大を行ってまいります。
食べる機会の少ない「めぼう」ですが、この機会に是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
一次産業が抱える問題の解決へ、関心を持っていただければと思います。